――アジャリア・アジャールが来た!
それだけで守備兵の手足は強張り、腰は引けた。どんな卑劣な手で謀殺されるか分ったものではない。
圧倒的士気の差でカフジを陥落させたサッタームは、兵を分割してベルシャ湾を南下してそのまま二、三の
南下を続けた部隊はジュバイルの
城壁の上に並ぶ守備兵を見てバラザフは、これまでと少し違う事に気付いた。弓兵の間に盾兵を配備している。こちらの弓隊からの攻撃から城内を守る狙いがあるようだ。
「レブザフ、
「おお、使う場面が出てきたのですね」
「うむ。一つ思いついたから試してみたい」
レブザフは、
※ この物語はフィクションであり実在の人物団体とは一切関係ありません。
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